大規模現場の安全管理

建設

自動車事故の一番多い都道府県は、どこだと思いますか?

答えは愛知県です。
では何故、愛知県の自動車事故が一番多いのでしょうか?
「名古屋走りと言われるように」運転が荒い県民性だからでしょうか?
はたまた標識が分かり辛い所が多いからでしょうか?

答えは愛知県が車の保有台数が日本一だからです。

この例に見られるように、事故発生件数と規模には比例関係が見られます。
建設業においても同様です。

大規模現場には、その規模に合わせた多くの人がいます。
その規模に合わせた数の重機があります。

事故が起こる確率が上がるのは当然の事なのです。

但しそれをそのまま受け入れるのでは、未来は明るくありません。
私は一現場500万時間無災害の記録を持っていますが、それには工夫が必要でした。

通常行っている安全管理に一つずつ、スパイスを加える事をお勧めします。
例えば朝礼時の訓話に、前項の木登り名人について国語の授業風にして作業員の関心を集めるとか、安全看板に興味をひくワンポイントを加えたり、安全巡回時毎にポイントを定めて皆で競争して徹底的に是正する等・・・。

作業して頂いている作業員の為にも、そのご家族の為にもそのような工夫をして、少しでも事故を起こる確率を減らしていけたらと思います。

自動車の運転には、すぐそばに安全を管理する人はいません。
建設現場には、すぐそばに安全を管理する人がいます

その安全を管理する人のスパイスと作業する人の心がけにより、規模と事故率の関係に打ち勝てればと願っています。ご安全に。

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